アクションカメラの基礎編に続き、第2段。
まずは基本中のキの字から知りたい方はこちらの記事も合わせて読んでみて。
今回は実際に撮影をするにあたり、知っておいた方が良い事をまとめたよ。

これを見れば、基本的な技術や設定などを学べるのブックマークして、定期的に読むのもおすすめ!
▶ アクションカメラを買ったけど、設定や使い方がまだ不安な方
▶ 「Log撮影」や「NDフィルター」などの専門用語が難しく感じる方
▶ 一歩上の映像を撮りたいけど、プロ向けまでは求めていない方
▶ 撮影設定で画質や雰囲気が変わる理由
▶ 各機能・用語が映像にどう影響するか
▶ 用途別に注目すべきスペックの見極め方
知っておきたい撮影スペックの基本

解像度とフレームレートの関係
解像度は「どれだけ細かく映像を記録できるか」、フレームレートは「1秒間に何枚の画像を使うか」。
例えば、4K60fpsは高精細かつ滑らかで、動きの多い映像もブレずに残せるのが強み。一方、1080p30fpsならファイルサイズが軽く、バッテリーの持ちも良いため、日常用途に向いています。
▶ GoPro公式:動画解像度について

普段使い&視聴媒体がYoutubeやSNSであれば、2.7K30fpsでも十分かも!
被写体が動きが多いもの、例えばスポーツ、子供だったりなら、50Fpsまであげても良き!
ビットレートと画質の違い
「同じ4Kなのに、なんか画質が違う?」と感じる場合、ビットレートが関係していることが多いです。ビットレートとは、1秒間に記録されるデータ量のこと。数値が大きいほど高画質になりますが、ファイルサイズも増えます。
ここで疑問なのが、同じ滑らかさに影響を与えるfpsとビットレート。
FPS(フレームレート)とは?
- 正式名称:Frames Per Second(1秒あたりのフレーム数)
- 映像が「どれだけなめらかに動くか」を決める
- 高いほど、動きの速いシーンが滑らかに見える
FPSの例 | 特徴と使いどころ |
---|---|
24fps | 映画的な雰囲気。シネマ風 |
30fps | 一般的な動画やVlog向け |
60fps | スポーツ、動きの多い撮影向き |
120fps〜 | スローモーション撮影用 |
ビットレートとは?
- 正式名称:Bitrate(1秒間に記録するデータ量)
- 映像の「情報量」や「画質の密度」を決める
- 数値が高いほど、細部まで鮮明に記録できる
- 単位:Mbps(メガビット/秒)
ビットレートの例 | 特徴 |
---|---|
15〜20Mbps | YouTubeやSNS用の標準画質 |
40〜60Mbps | 高画質で残したい記録映像やVlog向け |
100Mbps〜 | プロレベルの映像や4K高精細向け |
FPSとビットレートの違い
項目 | FPS(動き) | ビットレート(画質) |
---|---|---|
何を決める? | 映像の滑らかさ・動きの量 | 映像の細かさ・情報の密度 |
高いと? | なめらかに動く | データ量が多く高画質 |
関係するのは | 動きのある映像(スポーツなど) | 細部をキレイに残したい映像 |
注意点 | FPSだけ上げても画質は変わらない | ビットレートだけ上げても滑らかにならない |

要約としては、
FPS:「動きの滑らかさ」
ビットレート:「画質の情報量」
=>映像の「クオリティ」はこの2つのバランスで決まる!
センサーサイズと映像の深み
センサーサイズが大きいほど、光を多く取り込めるため、暗所でもノイズが少なく、映像に立体感が生まれます。
撮影モード・設定を使いこなす

手ブレ補正の種類と違い(EIS/OIS/ジンバル)
- EIS:電子式でソフト的に映像を補正。主流機能
- OIS:光学式でレンズやセンサーを物理的に動かして補正
- ジンバル:外部装置で物理的に安定化。重いが強力
視野角(FOV)と画角モードの選び方
「SuperView(超広角)」「Wide」「Linear」などがあり、シーンに応じて変更すると映像の印象が変わります。
タイムラプス・スローモーション・ハイパーラプス
- タイムラプス:時間を早送りして動きを凝縮
- スローモーション:動きをゆっくりと魅せる
- ハイパーラプス:移動+時間経過を演出
画づくりに関わる専門用語を知る

NDフィルター/PLフィルターの効果
- ND:減光フィルター。明るすぎるシーンを自然に抑える
- PL:反射除去。水面や窓の反射をカット
Log撮影・RAW動画とは?
Logは色をフラットに記録して、あとで自由に調整できる撮影形式。RAW動画は圧縮率が低く、高画質を維持しやすいけど、データが大きいです。
ISO・シャッター速度・露出補正
この3つは明るさと動きの表現を左右する重要な要素。
- ISO:明るさの基本。上げすぎるとノイズが出る
- シャッター速度:速いとくっきり、遅いとブレ感が出る
- 露出補正:画面の明るさ全体を調整
音声とアプリ連携も要チェック
マイク性能と外部マイク対応
風切り音低減やステレオ録音など、近年のアクションカメラは音声も高性能。さらにこだわるなら、外部マイクやBluetoothマイクに対応したモデルを選ぼう。
スマホ連携アプリでできること
遠隔操作、データ転送、SNS用の簡単編集が可能。特にInsta360のアプリは自動編集が優秀。
撮影後の編集とSNSシェア
スマホ編集なら気軽に。本格的な編集をするなら、Premiere ProやFinal Cut Proも活用可能。
用途別に重視すべきスペックとは?

どのような動画をどの程度の頻度で取りたいかもとても重要な指標かなと僕は思う。
動画を撮ることへの抵抗感や、日常に溶け込んでいない人は、すぐに出せて、簡単に撮影ができるものを選ぶことも大事かな。
それでも用途別に求められる機能も若干異なるので、細かく見ていきたいと思う。
アウトドア派が見るべき機能
- 防水・耐衝撃性能
- 気温変化に強いバッテリー
- グローブ対応の操作性
旅・Vlog派におすすめのポイント
- 軽量・小型
- マイク性能
- 自撮りしやすい前面スクリーン
編集派に必要な機能
- RAW/Log撮影
- 高ビットレート対応
- 外部マイク/ディスプレイ対応
よくある質問(FAQ)
Q1. 手ブレ補正ってジンバル並みに効くの?

最近のモデルならほぼジンバルいらず。細かい動きやズームには補完的に使うのも◎
Q2. NDフィルターは買うべき?

昼間の屋外での表現力が上がるけど、まずは不要。必要になってからで十分。
次回予告:ブランド別アクションカメラ徹底比較
第3部ではGoPro/Insta360/DJIなど、各メーカーの代表モデルを比較し、あなたに最適な1台を見つけるお手伝いをします!
そして実際に私が購入するものも含めて、決定していくよ!
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